今日誕生日の人おめでとう!
どーも体と心のリハビリの専門家作業療法士ジュゴンです!
今日は超初心者が作業療法研究を始めるために、何からどのように進めていけばいいかを解説していきます。
ラダーで研究あるからやってね!
はい!頑張ります!
ラダーってなに?
研究!?学生時代の研究なんてカスみたいなもんなんだけど・・・
とお困りのあなた!大丈夫です!この記事があれば必ず研究のスタートを切ることができます。
まずは興味があることを書き出してみること
興味があることが既に決まっている人は強いです。
例えば僕は認知症×リハビリ方法について興味があったので、それらについて調べていくことにしました。
まだそれらが決まっていない人は、大概の医療分野の中でカテゴリーがあると思います。
例えば作業療法士であれば、
アメリカ作業療法学会がOTPFというフレームを出しています。
この中から興味のある分野を2つ掛け合わせることが重要です。
例えばボードゲームが好きだから遊びと、なんか認知機能いっぱい使いそうだから認知機能
ボードゲーム×認知機能と分野が決まってくるのです。
テーマが決まったら言葉の言い換えを知り、検索に備える
ボードゲームを例に出していうと、アナログゲーム・テーブルゲーム・カードゲームと呼ばれることもあります。それらの内容を知っておくことで、後に文献を検索する際にもれなく情報を集まることができます。
認知機能というキーワードについては非常に広い分野になりますので、記憶・コミュニケーションなどと幅を狭めることも一つです。その際にはICF国際生活分類のカテゴリーを見るとそれぞれの機能をどのように呼称するのかが分かりやすくなります。
グーグルスカラーや検索エンジンで文献を探して読み込む
認知症 リハビリ などと検索して文献を探しましょう。
文献を読む際に重要なのは、エクセルにPICOにして落とし込むことです。
Population:誰に(対象) 例:認知症患者に
Intervention;何をしたら(介入) 例:カンフォータブルケアをしたら
Comparison:何と比べて(比較) 例:通常のケアと比べて
Outcome:どうなる?(アウトカム) 例:職員のストレスが減るか?バーンアウトは防げるか?患者のBPSDは軽減するか?
それらをするといますでにわかっていることを知ります。
この辺で一度鈍器で頭をぶん殴られた気分になりました。
だって日本で最高のケアをしているぜ!と天狗になっていたので。笑
日本にこんなに真剣に頑張っている仲間がいると思ったら、それだけで安心感です。
研究計画書を記載する
①題名
好きな奴つけちゃいましょう!
難しそうだけど治った、〇〇についてはわかったということが一目でわかるように!
〇〇についての報告とかはやめましょう。題名で研究内容と結果がわかることが重要です。
②背景
文献検索で調べた内容から、この問題がどれだけ社会的に取り組む価値があるのか、何がまだ明らかになっていないのか、この研究がそれらにどのように貢献するのか書きましょう。
③研究目的
この研究をすることで何を明らかにしたいのか明文化しましょう。
④研究方法
いつも言われる奴ですが、
・誰に
・いつ
・どこで
・何を
・どのように
するのかを書きましょう。また論文化やパワーポイントづくり、また学会への投稿までを予定に加えるとゴールが見えるのでおすすめです!
まとめ
今回は医学研究の始め方について紹介しました。
医学者にとっては研究はキャリアアップへの近道でもあり、最新のエビデンスを患者さんに使うためにも、どんどん新しいものに変えていける力が必要です。それらが臨床力になります。
あなたたちのおかげで日本の高齢化医療が明るくなっています。
いつもお勤めご苦労様です。今日も行ってらっしゃい!