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サウナが無くても大丈夫!交代浴での整い方について

健康

この記事では、解剖学や生理学についての知識のある、現役作業療法士が交代浴の行い方について紹介します。

今は空前のサウナブームですよね。私も実はサウナーで近所の個室サウナに早朝から行ってしまうほど好きです。整った際に頭がぼーっとして5感が研ぎ澄まされる感じがなんともたまりません。ただ、期待して行った宿や温泉にサウナがないときもあるのではないでしょうか?

そんな時でも大丈夫。そんなサウナなしでも整える方法が交代浴です。

交代浴でサウナがない場所でもしっかり整っちゃいましょう

交代浴とは40度ぐらいの湯船と、そこから10度差のある冷水を体にシャワーでかけたり、水風呂があればそこに入ることを繰り返すことで、血管の拡張と収縮を行うことで血液の流れを良くします。

効果について

老廃物を排出し疲労を溜めない体づくり

皆さんの全身には地球を2周半するほどの血管という血液を運ぶ管があります。その血液には栄養・酸素以外にも様々な老廃物(乳酸などの体にとって要らなくなったゴミ)が含まれています。それらをしっかりと循環させることで、疲労感や筋肉痛などの予防にも繋がります。

筋血管のポンプ作用も上がり、血流アップにより筋肉をほぐす

いわゆる筋肉のコリ、専門的には筋硬結と言いますがそれらについても血流障害を起こしていることが多くありますので、そのような肩や首のコリの際にも行うと良いでしょう。

自律神経の機能を高め、内臓機能や免疫力を向上!

また温かいお風呂に入っている際には副交感神経(リラックス状態)、冷たいシャワーを浴びている時には交感神経(闘争・逃走モード)になります。この自律神経を活性化させることが、内臓機能を高めることに繋がり、免疫力アップとなります。

睡眠導入にも効果的、狙いは深部体温と皮膚温度の差!

また眠気は深部体温が下がり始め、皮膚温度との差が少なくなることで起こります。一度交代浴で上がった深部体温が徐々に下がり始めるのが1時間半から2時間後、その時間にしっかりと温かい格好をしているとちょうど眠気が来てぐっすりと眠れると思います。

小さな子供が手が温かくなると眠たいのかな?と感じるお母さんは、深部体温を徐々に放熱していこうとする際に温かくなる手を握ることで感じることができるのでしょう。

注意点について

高血圧や心臓病などの持病がある

血管の拡張と収縮を同時に繰り返し行うため、血管に対する負担は高くなります。もし心配な方は医師に相談のもと実施するようにしてください。

 頻度と時間について

頻度については冷→温→冷→温→冷→温→冷→温→冷の9回を目安にしてください。

最後は冷水によって血管を引き締めることによって体内温度を外に逃がさないようにしましょう。

時間については温を2〜3分、冷を1分程度で行うと良いと言われています。

冷水について

水はさほど冷たい必要はありません。体が慣れてくると冷たさが心地良くなりますが、最初の慣れないうちは苦痛になってしまってはもったいないです、冷たくて心地よいなぁと思う程度から少しずつ慣らしてください。

まとめ

今回は交代浴について紹介させていただきました。皆さんの入浴ライフがより良いものになり、しっかりと休息してバリバリトレーニングしたり、日中高いパフォーマンスでお仕事が出来ることを願っております!

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