今日誕生日の人おめでとう!
どーも作業療法士のジュゴンです。
どうせ今の職場で働いてても給与上がらないし。
上の意向には逆らえない。
今回は、現場で働く作業療法士がどうしたら給与が上がるのかについて紹介していきたいと思います。
職場の給与体系アップの方法について知る
医療職ではクリニカルラダーといって、入職後に教育体系を定めている職場があります。
そのようにしてクリニカルラダーを登っていくにつれて、給与の昇給につながるという職場が多い印象があります。
イメージとして京都中央総合医療センター看護部さんのクリニカルラダーの図を示します。
このような方法がとられていない場合には、直属の上司に対して質問・相談することが良いと思います。
業績を作る
業績とはOxford languageの定義によれば、事業や学術研究の上でなしとげた仕事。仕事のできばえ。のことを指します。
医療の場合の事業とは
どれだけ多くの患者さんのリハビリに携わったか。
携わった患者さんがどれぐらい良くなったか。
良くなったことで口コミが広がり、あなたやその病院のサービスを求めて患者さんが更に増えたか。
教育の立場になった人では、部下や後輩が安心して今の職場で成長しており、部下が携わる患者さんが増えているか、良くなっているかという視点も入ります。
管理者・マネジメントとしての立場にいる人になると、どれだけ多くの仲間がその職場に憧れて入ってきたか。という分野も広がっていきます。
価値は創造×発信が重要になります。
創造していても外部に何も発していなければ、何もしていないのと同じ価値になってしまいます。
広報活動は現在のマーケティング戦略においても極めて重要です。多くの人がSNSやウェブから情報収集を行いますので、動画作成スキルなども実は会社に活かすことが出来る汎用スキルになります。
マネジメントにつては【若手作業療法士へ】もしも、ドラッカーのマネジメントを重度認知症デイケアの作業療法士が読んだらを見ていただくと、より興味が湧くと思いますので、合わせて是非読んでください。
研究の業績について
まずは作業療法士の場合には、認定作業療法士という作業療法士の上位資格があります。この認定作業療法士を目指す過程において、症例報告が必須になります。
全ての研究は症例ベースに始まりますので、まずは目の前の対象者を言語化することからスタートすることが重要です。
そして、認定作業療法士になるために進むにつれて、研究法(統計)・教育法・管理学という3つの共通研修を受けますが、この3つが国として作業療法士により早い段階で身につけてほしい3つの能力となります。それらを学びながらより専門的な研究に取り組むと良いでしょう。
【攻略】現役認定作業療法士が教える、認定作業療法士取得までのロードマップ
研究をするということは、エビデンスを作ると感じられるかもしれませんが、最初の段階ではエビデンスを知る・エビデンスを使うという側にまずはなることです。
何か対象者の対応で困ったことがあれば、それに適した情報を取捨選択することが出来る能力を養うために、研究をやってみる。研究の論文に書かれている内容を理解する。というレベルに到達することです。
一人ではなかなか難しい場合には、病院のラダー制度の中にプリセプター・アソシエイトなどの人がいれば相談してみましょう。また大学・大学院へ進学して学ぶこともできます。それらの業績は外国へ行った場合にも、差別されない業績となります。
まとめ
今回は作業療法士として給与を上げたいのであれば、業績を作ることが重要ということについて紹介しました。
症例報告については、現場で行なっている療法士さんだからこそできる様々な気づきがありますし、
自分が最高のリハビリをしている!と思っているのであればなおのこと、その知識やスキルを一般の人でも出来るようになれば、より多くの成果が出ると思いませんか?
あなたの頭の中だけにそのアイディアを眠らせておくことは勿体無いのです。