どーも!作業療法士のジュゴンです!
今回は人間関係をより行いやすくするためには、幼少期の心の傷(トラウマ)を癒す為に内観療法+ホ・オポノポノについて紹介していきます。
人間関係でなんだかわかんないけど苦手な人がいるなぁと感じたり、いつも彼女と喧嘩になる時に同じことを口にしているけど、気をつけてても中々治らないなぁ。と悩んでいませんか。
幼少期には親が意図してしなくても、小さな事でトラウマを抱えたりしてしまうことがあります。そして、そのトラウマによりその後に起こる人間関係に対して、勝手に行動が出現したり体の反応が起こったりしてしまいます。親ガチャに外れたと言っていても状況は変わりません。僕自身もやってもて親であっても、誰しもが完璧ではないことを知りました。そして、自分自身も完璧ではない、それでも一生懸命やっているからこそ信じて伝えることの重要性にも、吐き出す大切さにも気づけました。
今回はその事を改善するために内観療法をお勧めします。
幼少期の逆境的小児期体験(ACE)がその後の人生に影響を及ぼす
米国小児科医のナディンバークハリス先生は以下の動画でアメリカのトップ死因10個のうちの7つがこの逆境的小児期体験に晒されると高まることや、寿命が20年縮まることなどを紹介しています。
作業療法学会でも取り上げられる健康の社会的決定要因(SDH)
第56回の作業療法学会の基調講演でも作業を困難にする「健康の社会的決定要因(SDH)」とは?─作業的公正の視点─として、大きく取り上げられています。
具体的な例を挙げると家が貧困で十分にやりたいスポーツ・趣味・勉強ができない。
親が仕事で働きすぎて十分に料理をする時間が取れず、安いファーストフードばかりで済ませてしまうために肥満児が多い。
虐待などにより歯磨きが十分に行き届かないから歯周病や虫歯などになる子供たちが多いなど。
ただそこまで酷くないから関係ないと思わないでください。
本来であれば、私たちは恐怖した時などは身震いをする事や、体を思いっきり動かしてそれらを消去してきました。猫が道端に急に出てきて死の恐怖体験をした後に、ブルブル!と震えていますよね。あれをしなくなってしまったので、心にいつもトゲが刺さっている状態で、そこに似たような刺激がある度にチクチク痛むのです。その棘を抜くか、私はそこに棘が刺さっているから痛いんだーと知ることがコントロールの第一歩です。
例:幼少期にあなたは橋の下で拾ってきた子供なんだと親に言われた。
大人になってからも自分は拾われただけで、またいつ捨てられるかわからないという気持ちが深層心理にある。
だから相手に嫌なことをされても言い返せない。反対が自分が困った時にすぐに助けてくれるか試すような行動をする。
内観療法とホ・オポノポノについて
吉本伊信が「身調べ」という浄土真宗の修行法をもとに開発した自己洞察法「内観」を1960年代から医療へ応用した治療法が内観療法です。東横インに泊まったことがある人は、その書籍を一度は見たことがあると思います。
イハレアカラ・ヒューレン博士がネイティブハワイアンの伝統的な問題解決法、ホ・オポノポノ。これを、ハワイ伝統医療のスペシャリストで「ハワイの人間州宝」故モーナ・ナラマク・シメオナ女史が現代社会で活用できるようアレンジしたのが「セルフアイデンティティー スルー ホ・オポノポノ(SITH)」です。
やり方について
①母、父、配偶者、兄弟・姉妹、恩師・先輩・後輩などの身近な人を一人思い浮かべ、その人が目の前にいるイメージをする
②過去の自分の言動について、お世話してもらったこと(ありがとうの気持ち)、迷惑をかけてしまったこと(ごめんなさいの気持ち)、愛情を伝えられたこと(愛してますの気持ち)、本当はしてほしかったこと、伝えたかったこと(素直な気持ち、許す気持ち)について内省を行います。
③その際に良い・悪いという価値判断は必要ありません、ありのままの表現をするように意識しましょう。周りに誰もいない環境の中で、声に出すことがお勧めです。具体的に言葉にならない際には
ごめんなさい
ありがとうございます
許してください・許します
愛しています
の4つの言葉を繰り返すだけでもOK!自分にフィットする言葉で伝えること、その時に怒りや悲しみの感情が出てきても、そのエネルギーを中に閉じ込めず、動物がブルブルと震えるように出し切ることが大切です。
まとめ
今回は小さな人間関係で無意識に出てきてしまう行動や発言が、小さい頃のトラウマに影響していることと、それらをセルフケアする為の内観療法+ホ・オポノポノのやり方について紹介しました。
強い嫌悪感や疲労感がある場合にはやめること。
現在治療中の病気がある人は医師に相談の上行ってくださいね。
皆さんが笑顔で過ごせますように!